先月末に飛騨地方へ赴く用事があり、ついでに高山市にも寄ってきました。高山と言えばそう、『氷菓』ですね!(諸説あり)
チタンダエルを感じるめくるめく氷菓の世界 pic.twitter.com/XHey2CFuAh
— そろばんや (@sorobanya64) April 23, 2019
国籍を問わない大量の観光客に驚きながらも、晴天の下、短時間(30分)ながら楽しく散策できました。まるっとプラザさんの店舗内にあふれる氷菓グッズを見て嬉しく思い、また(豊郷の飛び出し女子高生さながらの)飛び出し千反田えるを発見したときには非常に興奮しました。
もっとアツい pic.twitter.com/C7RPVhLDXL
— そろばんや (@sorobanya64) April 23, 2019
かわいいね。
時期も時期だったので、臥龍桜の前で「もう春です」などと言って一人ほくそ笑みたかったのですが、持ち時間的に叶わず。来年の目標にしておきます。
さて、そもそも高山は観光地として有名で、また氷菓自体がTV放映から幾年経過していることもあって、「街の中に『氷菓』が息づいている」というよりかは、「街の一構成要素として『氷菓』を感じる」といった印象(言葉の綾な気もしますが)を受けました。もとより、高山市には「氷菓を使って街おこしをするぞ!」というような大規模な動きがあった印象はありませんでしたから*1、むしろいい位置に落ち着いているということかもしれません。
ところで、従前に観光地としての素地がある場所が、さらにその魅力を高めるべくコンテンツを活用するのと、そうではない一地域が偶発的に(または故意に)コンテンツを活用する(しようとする)のとでは、事の性質が異なる気がします。コンテンツが主であるか従であるかの違い、と表現できるでしょうか。どちらが良いかという話ではないのですが、感覚として、前者は純粋な観光施策としての側面が強くなるように思われ、商業的にもあまり大きな成功を収めることはない印象があります。
と、のっけからまとまりなく恐縮ですが、WUGに触れて以来そんなことを考える機会が増えたなあ…と思う中で、以下2冊の内容に言及しつつ、立ち返ってふらふらとWUGを考えてみたのが本記事です。よろしくお願いいいたします。なお、重ねて恐縮ながら毎度よろしく結論はありません(5000字程度)。
①
コンテンツツーリズム研究〔増補改訂版〕 アニメ・マンガ・ゲームと観光・文化・社会
- 作者: 岡本健
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
②